比較

PDF→Markdown(マークダウン)とMarkItDownを比較

Microsoft MarkItDownは、多数のファイル形式をMarkdownへ変換するMITライセンスの便利なPythonライブラリです。pdf2md.devはOCRを標準搭載し、表を実際に再構築するホスト型変換サービスで、ブラウザ、REST API、ホスト型MCPから利用できます。両者を公平に比較します。

要点

多数形式のローカルライブラリか、OCRと表に強いホスト型か

自分のPythonコード内で、PDF、DOCX、XLSX、PPTXなどすでにデジタル化された多数の形式を変換し、OCRや高度な表処理が不要なら、無料で小さなMITライブラリのMarkItDownが適しています。スキャンPDFや表の多いPDFにはpdf2md.devが適しています。多言語OCRを標準搭載し、MinerUまたはDoclingで表を本物のMarkdownとして再構築します。インストールは不要で、ブラウザ、REST API、ホスト型MCPから利用できます。

機能比較

pdf2md.devとMarkItDownの機能比較

どちらもLLMパイプライン向けのMarkdownを生成します。主な違いは、OCRと表再構築を標準搭載するか、軽量なローカルライブラリかです。

pdf2md.dev MarkItDown
提供形態 ホスト型サービス: ブラウザ、REST API、ホスト型MCP ローカルPythonライブラリ(MIT)
セットアップ インストール不要 pip install markitdown + Python
組み込みOCR 多言語に対応、フラグ不要 非対応: markitdown-ocrプラグイン + LLM Vision APIが必要。未OCRのPDFは読めない
実際に再構築されたMarkdown表(MinerU / Docling) 制限あり: XML解析で表構造モデルなし。複雑な表は弱い
レイアウトと書式 見出し、リスト、段組みを再構築 書式を除去。複数段組みは不完全
入力形式 PDFと画像 PDF、DOCX、XLSX、PPTXなど12形式以上
費用 匿名の無料プラン、有料プランで上限増加 無料(MIT)。OCRプラグインはLLM API費用が追加
ハードウェア 不要: 当サービスがホスト ローカルCPU。OCRは外部LLM APIを利用
自動化 REST API + ホスト型MCP Pythonライブラリ

MarkItDownの情報は公開プロジェクト資料、pdf2md.devは現在の無料プラン上限に基づきます。どちらも変更されるため、最新情報は各公式資料で確認してください。

ほかの選択肢も確認しますか? 市場全体を一覧するPDF→Markdown変換ツール比較をご覧ください。

公平な選択

MarkItDownが適している場合

MarkItDownは軽量で扱いやすいツールです。次の条件に合う場合に選べます。

小さなローカルライブラリ

サービスを経由せず、自分のPythonコードへ無料のMIT依存関係として直接組み込みたい場合です。

多数のOffice形式

スキャンPDFではなく、すでにデジタル化されたDOCX、XLSX、PPTXなど多数の形式を主に変換する場合です。

整った文書を完全ローカルで処理

ファイルがデジタルかつ整っており、OCRや複雑な表の再構築が不要な場合です。

pdf2md.devが適する場面

pdf2md.devが適している場合

実際のPDFで難しいスキャン、表、レイアウト処理をサービスへ任せられます。

LLMキー不要のOCR

スキャンPDFと画像のみのPDFを、LLM Vision APIへ接続せずそのまま読み取れます。

表を正しく再構築

複雑な表と複数段組みを平坦化せず、整列したMarkdownへ再構築します。

数式を保持

数式表記を崩れた文字列にせず保持します。

インストール不要

ブラウザで変換するか、REST APIとホスト型MCPを呼べます。Python環境の管理は不要です。

コードから使いたい場合は?

MarkItDownのライブラリ形式が好みでも、本格的なOCRと表処理が必要なら、pdf2md.devのREST APIとホスト型MCPから同じようにコードで利用できます。GPUもLLM Visionキーも不要です。Pythonチュートリアルをご覧ください。

よくある質問

よくある質問

MarkItDownはOCRに対応しますか?

単体では対応しません。コアライブラリはOCRされていないPDFを読めません。OCRには別のmarkitdown-ocrプラグインが必要で、GPT-4oなどのLLM Vision APIを呼ぶため費用も加わります。pdf2md.devは多言語OCRを標準搭載し、追加接続は不要です。

MarkItDownの表処理はどの程度ですか?

表構造モデルではなくXML解析を使うため、結合セル、入れ子の見出し、複数段組みを含む複雑な表には制限があります。pdf2md.devはMinerUまたはDoclingで、本物の整列したMarkdown表を再構築します。

MarkItDownは無料ですか?

はい。MITライセンスのオープンソースで、セルフホストは無料です。OCRプラグインを追加する場合だけLLM API費用が発生します。pdf2md.devもブラウザから匿名かつ無料で利用でき、上限を増やす有料プランがあります。

MarkItDownを選ぶべき場合は?

自分のPythonコード内に小さなローカルライブラリが必要で、すでにデジタル化されたOfficeファイル(DOCX、XLSX、PPTXなど)を多数形式で変換し、OCRや高度な表再構築が不要な場合です。

pdf2md.devの利用にインストールは必要ですか?

いいえ。ホスト型なので、ブラウザ、REST API、ホスト型MCPから変換できます。MarkItDownは自分でインストールして実行するPythonライブラリです。

スキャンPDFにはどちらが適していますか?

OCRを標準搭載するpdf2md.devが適しています。MarkItDownでスキャンページや画像のみのページを読むには、OCRプラグインと外部LLM Visionキーが必要です。スキャンPDFの変換をご覧ください。